コンタクトは欠かせない
網膜剥離(もうまくはくり)は文字どおり、眼底にある網膜が剥がれて浮いてしまう病気です。
網膜に穴があき、そこから硝子体が入り込み剥がれるものを「裂孔原性網膜剥離」といい、手術の対象になります。
疾患が原因で剥がれるものを「続発性網膜剥離」といい、原因疾患の治療を行います。
単に網膜剥離というときは前者を意味します。
網膜剥離の典型的な自覚症状は、飛蚊症と視野の異常です。
また、強度の近視や打撲、アトピーなどが大きな要因になるので、40歳以降の人は注意が必要です。
以前は、不治の病として失明を覚悟しなければなりませんでしたが、現在は早期発見による治療で治るようになってきています。
おもな治療法としては、初期であればレーザー光線を患部に照射して網膜を固定する「光凝固」が成果を上げています。
糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)とは、糖尿病のため網膜の血管に障害が起こり発症する網膜の合併症です。
糖尿病が進行すると、網膜の血管がもろくなって、出血したり、血管が詰まって網膜に栄養が行き届かなくなります。
さらに進行すると、硝子体出血を起こしたり、網膜剥離を起こして失明に至ります。
この病気は、糖尿病を発病してから5〜6年して症状が現れるのが一般的ですが、糖尿病を放置して突然網膜剥離を起こすと、手遅れの場合は失明することもあります。
糖尿病網膜症は、「光凝固」治療が有効ですが、手遅れになると治療が難しくなります。糖尿病の人は、根本にある病気をきちんと治療し、目の検査を定期的に行い、つねに目の状態をチェックすることが重要です。
緑内障は、俗に「青そこひ」と呼ばれる眼圧が高くなる病気です。
原因により、先天性緑内障、原発性緑内障、続発性緑内障などに区別されます。
緑内障の中で群を抜いて多いのが原発性緑内障で、とくに40歳以降の人に多発しています。
眼球は強膜や角膜で覆われ、壁の中には房水、水晶体、硝子体などがあり、一定の内圧が保たれています。
これを眼圧と呼びますが、何らかの要因で眼圧が上昇すると、視神経が圧迫されて角膜に混濁が生じるため、視力障害や視野障害など、さまざまな異常が起こります。
とくに、眼圧が突発的に急上昇する緑内障発作の場合は、目に激痛を訴え、そのまま失明することもある怖い病気です。
緑内障の予防は、目に起こる異常症状を見逃さずに、眼圧検査、視野検査、眼底検査などによって、早期に病気を発見することです。
最も多い原発性緑内障の治療は、点眼薬による薬物療法が中心になります。
緊急の場合は、内服薬や注射薬も使用します。
薬で眼圧が下がらない場合は、レーザーで組織の一部を切除して眼圧を下げる手術を行います。
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